関東煮

2006年11月21日 7 投稿者: フルタイム四苦

「関東煮」ってなに?と言う人は関西の人ではない

可能性が大きいですね。「かんとだき」と読みます。

俗に言う、「おでん」ですね。

室町時代に出現した味噌田楽、田楽と言われる

食物が原型と言うのが有力な説です。

味噌田楽および田楽である具を串刺しにして焼いた

「焼き田楽」のほか、具を茹でた煮込み田楽があったそうです。

煮込み田楽が、田楽の「でん」に接頭語「お」を付けた

「おでん」と呼ばれるようになりったらしいです。

その後、江戸時代に(たまりでない)醤油が発明され、

醤油味の濃い出汁で煮た「おでん」がつくられるようになり、

やがて関西に伝わり「関東炊き」「関東煮」と言われました。

関西では現在、濃い味のものを関東煮と呼び、

薄味のものをおでんと呼ぶ傾向があるみたいですね。

薬味は全国的に練り辛子が主流ですが、

地方によっては違う物を利用するところもあります。

たとえば、

静岡・・・・・・・・・濃口醤油を使い牛スジ肉でだしを取った

         黒いつゆが特長で、上に「だし粉」と呼ばれる

         イワシの削り節や鰹節、青海苔をかけて食べる

 

愛知・・・・・・・・八丁味噌をベースにした「味噌おでん」

         味噌味の染みた卵をご飯の上に乗せて食べるのが特徴。

 

姫路・・・・・・・・からしの代わりにしょうが醤油をかけて食べる。

        (これが我が家のスタンダードです)

 

香川・・・・・・・・甘辛い味噌をつけて食べる。

         このおでんに使われるダシはうどんに使うダシと共通

 

最近は、おでん缶なんかも出てきましたね。

皆さんの家では、どれがスタンダードなんでしょう。