偶然のなせる技
今日の仕事、私の前に加工した人から難しい依頼が。
鉄の角材を図面の寸法に加工しました。
それを鉄用のコノ盤で切って私の所へ。
その寸法がバラバラになりますし、角材の切れ端が大きかったり小さかったり。
その中で極小と書いてある物がありました。
どうしても機械の都合上仕方が無いのですが、
加工しろが 0.5mmしかありません。
両方一気に加工するので、0.25mmずつ削ります。
コノ盤で切った後は、ギザギザになっていて、
それを慣らすのに0.2mm~0.3mmが必要になります。
困りましたが、とりあえず、機械にセットし、
仮加工として手でハンドルを回して加工し、慣らすところで停めました。
その寸法を見てびっくり、目標寸法に対し +0.1mm でした。
これなら公差内なので、その人に不良にならなかったことを報告。
すごく喜んでいました。
その人なら、絶対に出来ないと言っていました。
神の手って言われましたが。(^^;
これも偶然のなせる技だと思います。
2度同じ事をしろと言われたら、無理って言うしか無いですからね。