指宿旅行記

2005年3月23日 3 投稿者: フルタイム四苦

 指宿に行ってきました。 
 私にとって、指宿は今回2度目です。
 前回は、7年前の夏でしたね。
 事の発端は、母がずっと以前から行きたいと言っていたので、
 1年前に九州新幹線が開通し、3連休もあったので、思い切って企画しました。
 同行者は、母と母の知人です。
 企画したのは良かったのですが、行程をどうするか考えてなかったので、
 旅行社のプランを選択しました。
 1月下旬に旅行社に行きプランを立ててもらいました。
 実行日は3月18日−20日に決定し、以前から行きたかった宮崎経由で、
 今回行くことにしました。18日夜の寝台特急で宮崎に入り、観光タクシーを
 使用し20日に九州新幹線等を使って帰ることにしました。
 人数は3名、ひかりレールスターのコンパートメントをお願いしました。
 しかし、旅行社の手違いでコンパートメントが取ることが出来ず、残念しました。
 18日夜、寝台特急「彗星」に乗り姫路駅を出発。
 寝台列車に初めて乗る、母たちは少し心配だったみたいです。
 下段のの方では、振動が少ないって聞いていましたが、
 結構揺れがきつかったようです。発車時のショックもきつかったです。
 途中、高架の線路が横にあり何かと思ってよく見たら、
 リニアモーターカーの実験施設跡でした。
 定刻通り、宮崎駅に着きました。
 私にとっては、初めての宮崎です。
 これで、西日本の府県で行ったことがない県は、沖縄県だけになりました。
 宮崎から、観光タクシーをお願いしていたので、運転手さんが出迎えてくれました。
 青島、日南海岸、鵜戸神宮、飫肥の町を観光しました。
uto

 この辺は、NHK朝の連ドラ「わかば」の舞台となっているところです。
 撮影のシーンを思い出しながら観光してきました。
 町では至る所で「わかば」のポスターがありました。
 もう一方の舞台の神戸はどうなんだろう?。
 桜が咲いていて、綺麗でしたよ。
sakura

 
 宮崎から、ドライブがてらに、いろんな所で休憩を交えて、鹿児島に向かいました。
 東九州自動車道を使い、桜島を見ながら鹿児島に向かい、指宿スカイラインをとおり
 指宿に向かいました。幸い、天気も良く風景は最高でしたね。
 夜6時過ぎ、ホテルにチェックインしました。
 フロントの人の説明がイマイチよく分からなかったけど、部屋には無事にはいる事が
 出来ました。とりあえず、目的の砂風呂に行きました。
 ホテルの中に砂風呂があると言うことなので、そこを利用しました。
 市営の砂風呂も近かったんですけど。前に訪れたときは、そっちを利用しました。
 地熱で砂が暖かくなり、結構暖まりましたよ。でも、砂に湿気が多い感じでした。
 そのあと、夕食を取り、ゆっくりしてから普通のお風呂に行きました。
 展望風呂で、錦江湾の夜景が綺麗でした。ジャグジーもありましたよ。
suna

 翌朝、ホテルをチェックアウトし、再び観光タクシーで鹿児島観光しました。
 カルカンの工場、石橋記念公園、薩摩ガラス工芸館、仙巌園などを見学しました。
 仙巌園から見る桜島は絶景でした。
 お昼にタクシーを降りて、昼食に向かいました。
 「川久」というトンカツ屋でトンカツを食べました。
 数日前に関西テレビの「走れ!ガリバー君」で紹介されていた店です。
 結構美味しかったです。テレビに出ていた店員さんもいました。(当然かぁ)
 で、そこで、福岡で地震があった事実をテレビで知りました。
 とりあえず、九州新幹線は動いているようなので、博多方面に向かいました。
 「つばめ50号」で新八代駅に向かいました。
 新しい新幹線と言うことで、乗り心地も良く、室内も和風の要素を取り入れ
 今までの新幹線とは、ひと味違う感じでした。
tubame

 新八代駅で「リレーつばめ50号」に乗り換え博多に行く予定でしたが、
 電車は止まっていました。駅ではたくさんの人たちが足止めを食っていました。
 駅員さんにとりあえず今の状況を聞き、駅で少し待つことにしました。
 1時間ほど待ったでしょうか?、熊本行きの普通列車が来ましたので、
 そちらの方で熊本に向かってくださいの事でしたので、その列車に飛び乗りました。
 列車の中は、通勤ラッシュ並みの混雑でした。
 数駅過ぎた頃、新八代方面に向かう「リレーつばめ」とすれ違いました。
 熊本駅の2つ前の駅から列車は徐行運転をするとのアナウンス。
 列車内でどよめきが沸きました。
 こんな時って、乗客同士の変な一体感が沸いてきたりしたり、何となく親しげに
 会話を交わしたりして面白いです。
 熊本駅に到着しても、たくさんの人たちが足止めを食っていました。
 再び、駅員さんにとりあえず今の状況を聞き、駅で少し待つことにしました。
kuma

 もう少ししたら、博多行きの特急の運行が始まるかも知れないとのことでした。
 何時間か待ちました。博多行きの特急の運行が始まるとのアナウンス。
 列車準備中なので、決まり次第アナウンスをするとのこと。
 もうしばらく過ぎて、4番線から特急電車が発車するとのこと。
 丁度弁当を買っていたときなので、先に4番線に向かい自由席の順番取りを
 しておきました。なんとか特急電車には座ることが出来ました。
 丁度順番待ちをしていたときに、先ほどすれ違った「リレーつばめ」が駅に入っ
 てきました。先に熊本に向かっていて良かったです。
 乗る特急電車は、「有明24号」で運転されるとアナウンスがありました。
 電車の中は超満員。数年前に福井に行ったとき、地震があり電車が遅れたことを
 思い出しました。同じ様な感じです。
 前に電車が詰まっていたり、余震がある度に、駅で臨時停車しながら、
 電車は博多に向かいました。新八代駅から同じ方法で熊本に向かった人も多かった
 です。また、何となく親しげに会話を交わしたりして面白いです。
 結局、博多駅に着いたのが夜の9時でした。山陽新幹線は動いているようでした。
 とりあえず、山陽新幹線のホームに向かいました。ツアーの人々とすれ違いました。
 こんな時の添乗員も大変だねって言いながら、ホームの新幹線に飛び乗りました。
 とりあえず、新大阪行きの「のぞみ」であることは確認できました。
 「のぞみ」が発車してアナウンスがあり、乗っている新幹線は、「のぞみ502号」
 であることが判明しました。とりあえず、弁当を食べて落ち着きました。
 車内にある時刻表で、時間を確認したら、最終の「のぞみ」であることが判明。 
 しかし、姫路駅には停車しない。「ピンチだ、望みはあのるのか」と思いながら、
 車掌室に行き事情を説明してどうするか相談してみました。
 岡山からの電車もないとの事なので、司令室に相談してみるから時間を下さいとの
 ことでした。
 広島駅を過ぎた頃、その車掌さんが改札ついでに私たちを見つけて、「新大阪駅で
 引き返してもらうかも知れないから、岡山駅で降りないでほしい」と説明を受けま
 した。新倉敷駅が過ぎ、岡山駅が近づく頃、車内アナウンスがあり「姫路・西明石
 方面のお客様、新神戸駅にて下りの「ひかり389号」姫路行きに乗り換えてもら
 うことになりました」とのアナウンス。
 希望の光が見えた気がしました。最終の下りの新幹線です。
 そして、駅員が新神戸駅で誘導してくれるとのこと。
 どうやら、同じ様な乗客がたくさんいたようです。
 7号車に集合のと事でした。階段に地番近い車両だそうです。
乗り換え時間は4分。
 新神戸駅では、約100目くらいの人が降り、下りの新幹線に乗り換えました。
 よる、11時50分には姫路駅に到着。
 駅の精算所に行き、払い戻しをお願いしました。
 結構たくさんの人がいました。私たちの持っている切符は旅行社の切符なので、
 払い戻しは旅行社でお願いしてもらいたいとのことでした。
 とりあえず、駐車場に向かい、車で自宅に無事帰りました。
 時間は21日午前0時40分でした。
 無事に帰ることが出来てやれやれでした。
 翌朝、旅行社に向かい、特急券の払い戻しをうけました。そこの課長さんが出てき
 て、新幹線の席の件といい、地震の件といい、迷惑をかけたと平謝りでした。
 帰った方法を聞かれたので、上記のことを話したら、よけいに平謝りでした。
 地震だったから仕方がないと言って笑ってすませました。
 これで、また1つ、思い出が出来ました。
 「人生、生きてるだけで、丸儲け」そんな感じです。